Webフォントを利用する

投稿者: | 2016年8月17日

最近個性的な文字のページをよく見かけるようになってきました。
Wordpressを使用する上でネックだったフォント問題は、『日本語フォントを設定する』で解決できましたが、「もっと違う文字も使ってみたい・・・。」そんな時に利用できる、日本語のフリーフォントをWebフォントとして利用する方法を調べてみました。

日本語フリーフォントって?

個人利用、または商用利用可能なフリーのフォントです。それぞれ利用条件、ライセンス内容が異なりますが、多くの作者さんが素敵なフォントを公開してくださっています。『日本語フリーフォント』で検索すれば沢山出てきますので、好きなフォントを探してみます。

フォントをダウンロード&ライセンス確認

使いたいフォントが決まったら、まずはダウンロードします。ライセンス内容を確認し、Webフォントとして利用しても問題ないか確認しましょう。
今回は、『はんなり明朝』を使ってみようと思います。

WordPressにWebフォントを設定する

1.Webフォントのファイルを作成する。
各ブラウザによって、使用できる形式が異なる為、Webフォントを利用する際は、複数のファイル形式でファイルを用意する必要があります。(下記、おまけ参照)
今回利用する、『はんなり明朝』では、「otf」ファイルしかないため、他のファイルを作成します。
まずは、「otf」→「ttf」変換をするため、『Dan’s Tools』さんで変換をします。
ファイルを選択し、出力先を「ttf」にして変換するを押せばファイルが出来上がります。
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次に、「ttf」→「eot」変換のために、『WOFFコンバータ』を使用しました。
041
「変換前ファイル」にダウンロードしたファイルを選択し、「EOTファイルを作成する」にチェックを入れます。
後で確認しやすいので、「サンプルHTMLファイルを作成する」にもチェックを入れましょう。
「変換開始」ボタンを押せば完了です。

042

2.Webフォントをサーバーへアップする
できたがった、woff ファイルと、otf ファイルをサーバーにアップします。Wordpressで使用しているテーマの、style.css ファイルがあるフォルダに入れておくと分かりやすいと思います。

3.cssの設定をする
cssに次のように設定します。


@font-face {
  font-family: "Hannari";
     src: url('Hannari.eot'); 
     src: url('Hannari.eot?#iefix') format('embedded-opentype'), 
          url('Hannari.woff') format('woff'), 
          url('Hannari.ttf')  format('truetype'); 
}
 .webfont01 {
   font-family: 'Hannari';
 }

htmlでは次のように記述します。


<p class="webfont01">『はんなり明朝』はこんなフォントです</p>

4.表示結果

『はんなり明朝』はこんなフォントです

おまけ Webフォントに使用されるファイル形式

webフォントには、次の5形式のファイルが使用されています。
それぞれ対応しているブラウザが異なるので、複数のファイルを設定してあげる必要があります。

ブラウザ ttf otf woff eot svg
IE4~
IE9~
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Chrome4~
Chrome6~


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Safari3.1~
Safari5.1~


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Opera10~
Opera11.1~


×

Firefox3.5~
Firefox3.6~


×
iOS4.2~
iOS5.0~


×

Android2.2~
Android4.4~


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